そのマッチ相手、実在する?なりすましを見抜く12のサイン
Ghosted 編集部 · · 6分で読めます
マッチングアプリのなりすまし(英語では「キャットフィッシュ」)を見分けるコツは、3つのポイントを見ること。ネットの別の場所でも見つかる、または完璧すぎる写真。すぐに盛り上がるのに、具体的な話になると急にぼやけるメッセージ。そして、ビデオ通話や会う約束をいつも何かしらの理由で避ける相手。ひとつだけなら、たいてい気にしなくて大丈夫。ふたつ重なったら、ちょっと様子見。3つそろって、さらに急なお金のトラブルが出てきたら?それは運命の人ではなく、ただの台本です。ここでは、さりげないものから「いや、さすがに…」レベルまでの12のサインと、本気になる前にできる5分間テストを紹介します。
- なりすましのサインが出るのは、写真・メッセージ・会う約束の3か所。
- いちばん分かりやすいサイン:ビデオ通話は全部かわすのに、あなたの気持ち(と口座情報)はしっかり欲しがる。
- 画像の逆検索と、ちょっと変わった自撮りのお願い。これだけで、ほとんどのケースは5分で決着します。
そもそも「なりすまし」ってどこから?
なりすましとは、ネット上で偽の身元を使うこと。他人の写真、作った名前、ときには丸ごと作り話の人生まで。目的はお金だったり、承認欲求だったり、寂しさから引くに引けなくなっただけだったり。理由はいろいろでも、あなたの1週間が台無しになることに変わりはありません。
2年前の写真を使っていて、そのあと髪型が変わった。これはなりすましではなく、ただの人間です。(ちょっとモヤっとはしても、罪ではない。)強めの加工やAIで作った顔はグレーゾーンで、しかも最近どんどん増えているので、プロフィール写真がAIかどうかの見分け方は別の記事にまとめました。
サイン1〜4:写真
- 1. どの写真も雑誌の表紙レベル。完璧な光、完璧な角度、寝ぐせの日ゼロ。ふつうの人なら、いとこの結婚式で半目になっている写真の1枚くらいはあるものです。
- 2. 写真3枚、撮影は1回。同じ服、同じ光、なぜかプロっぽい同じ背景。ひとりのインフルエンサーのアカウントから写真を拝借したときの典型パターン。
- 3. 肌がツルツルすぎる。スマホの画面みたいな肌、左右で違うピアス、ふちが溶けたような背景。美肌フィルターでも完全な生成画像でも、本人の顔が見えていないことに変わりはありません。
- 4. 日常感がまったくない。顔が写った友達も、ペットも、散らかった部屋も、「中学の頃のマッシュルームカット」もない。リアルな生活には、必ず生活感がにじみます。
サイン5〜8:メッセージ
- 5. 全力のラブボム。やりとり2日目で「こんな気持ち初めて」。うれしくなりますよね。まさにそれが狙いです。
- 6. 確かめられることだけ、やたら曖昧。どこに住んでるのか、週末なにしてたのかを聞くと「その辺」「ゆっくりしてた」。でも気持ちを聞くと、急に詩人になる。
- 7. すぐにアプリの外へ誘う。「ここあんまり見てないから、LINE教えて」。アプリの外に出るということは、通報ボタンから離れるということでもあります。
- 8. 話がコロコロ変わる。月曜は外科医、木曜には海外の石油プラントのエンジニア、週末には海外派遣中の軍人。年齢も出身地もフラフラ。スクショは残しておきましょう。
サイン9〜12:会う約束
- 9. ビデオ通話はいつも「また今度」。カメラが壊れた、電波が悪い、「顔出しは恥ずかしくて」。1回なら、まあある。毎回なら、それはパターンです。
- 10. 約束は直前にドラマつきでドタキャン。おばさんが倒れた、飛行機に乗り遅れた、仕事でトラブル。しかも毎回、絶妙なタイミングで。
- 11. そして「ピンチ」がやってくる。口座が凍結された、関税の支払い、会いに行くための航空券、「絶対もうかる」暗号資産の話。会ったこともない人からのお金の相談は、レッドフラッグの中でも最上級です。
- 12. 1週間ずっと、心の中で「…まあいっか」と言っている。友達から同じ話を聞いたら即ツッコむようなことに、言い訳を探してしまっている。その違和感、信じていいです。
5分でできる、なりすましチェック
- 写真を画像検索(逆検索)する。Googleレンズなどでチェック。その顔が海外のフィットネス系インフルエンサーだったら、答えは出ました。くわしい手順はプロフィール写真を画像検索する方法で。
- ちょっと変わった自撮りをお願いする。「左手で指を3本立てた自撮り送って」。かわいいお願いだし、手間もかからないし、他人のカメラロールからは絶対に出てきません。本物なら30秒で送ってきます(たぶん、ちょっと呆れ顔で)。
- 2分だけのビデオ通話を提案する。「前に一度だまされたことがあって」と言えばOK。誠実な人なら気を悪くしません。
- 細かい情報を検索する。名前と住んでいる街、勤めていると言っている会社、鏡越し自撮りに写っているジム。実在する人には足あとが残ります。偽物のまわりは、霧がかかったまま。
クリアできたら最高です。失うものはなにもないし、安心してやりとりを楽しめます。全部のステップをかわされたら?それがもう答えです。
「加工なし」だと、なりすましがやりにくい理由
なりすましは、誰も確かめられないキレイな写真で成り立っています。だからGhostedでは、写真はリアルなものをそのまま投稿するルール。美肌フィルターなし、レタッチなし、AIなし。写真は確認されていて、加工しすぎた写真やAIで生成した写真は削除されます。プロフィールには無加工のストーリーやクイズも並ぶので、キメ顔1枚を盗むよりずっとハードルが高いんです。
(「Ghosted(ゴースト)」なんて名前のアプリが、存在しない人にだまされない方法を語っている。自覚はあります。わたしたちは、いいほうのオバケです。👻)
どのアプリを使っていても、ルールは同じ。顔がタイプでも、5分チェックは飛ばさないこと。
見つけてしまったら、やること
もう何も送らない、言い争わない、チャットで「正体を暴こう」としない。プロフィールとメッセージのスクショを撮って、アプリ内で通報して、ブロック。Ghostedならタップ2回です。
すでにお金を送ってしまった場合は、すぐに銀行へ連絡を。被害の相談は警察相談専用電話の#9110へ、身の危険を感じたら迷わず110番してください。そのあとでなりすましにだまされたときの対処法も読んでみてください。恥ずかしい気持ちになるのは当然だけど、あなたが恥じる理由はひとつもありません。
そしてチェックをクリアして会うことになったら、人の多い場所を選んで、友達に予定を伝えて、帰りは自分のペースで。そのほかは初デートを安全に楽しむためのガイドにまとめています(心配しすぎない版です)。
よくある質問
なりすましでもビデオ通話はできる?
まれですが、ディープフェイク動画は存在します。顔を横に向けてもらう、顔の前で手を振ってもらうなど、その場のアドリブをお願いして、映像が乱れないかチェック。それでも、初めて会うときは人の多い場所で。
昔の写真を使うのはなりすまし?
2年くらい前で、今も本人とわかるなら、まあセーフ。10年前で髪型もまったく別人レベルなら、それは誤解を招きます。ひとこと言っても大丈夫。
どうしてなりすましをする人がいるの?
いちばん多いのはお金目的(ロマンス詐欺)。ほかにも承認欲求、仕返し、好奇心、寂しさなど。理由がわかったからといって、もう一度チャンスをあげる義理はありません。