恋愛スラング辞典:ゴースティングからデルルまで
Ghosted 編集部 · · 6分で読めます
恋愛スラングは、気になるあの人の返信よりずっと速く増えていきます。ざっくり言うと、ゴースティングは何も言わずに消えること、ブレッドクラミングは気を持たせる程度にだけ構うこと、オービティングは連絡は絶ったのにストーリーだけは見ること、ゾンビーイングは消えた人が突然よみがえること、ラブボミングは最初から愛情が重すぎること、シチュエーションシップは名前のない関係、リズはモテる話術、デルルは妄想モード(だいたい自覚あり)。この記事では、マッチングアプリで出会う用語の本当の意味と、自分の身に起きたときの対処法をまとめました。
- 恋愛スラングのほとんどは「本音を言わない人」を説明しています。
- 言葉を知っていれば、パターンに早く気づけます。
- ほぼ全部に効く処方箋:はっきりした、やさしいひとこと。
消える系
ゴースティング(Ghosting)
何の説明もなく、突然連絡を絶って関係を終わらせること。日本でいう「音信不通」「フェードアウト」の強化版です。(Ghostedという名前のアプリがゴースティングを解説している件については、自覚あります。)今まさにされた人は、ゴースティングされたときに送るメッセージをどうぞ。
ソフトゴースティング
一応返信はある。でもスタンプ1個、「笑」だけ、ハートのリアクションだけ。会話はとっくに終わっています。ゴースティングの分割払い。
スローフェード
返信がだんだん短く、遅くなって、最後はゼロに。調光スイッチ付きのゴースティングです。
オービティング(Orbiting)
連絡は来ないのに、ストーリーは毎回見ているし、2023年の写真にいきなり「いいね」。いなくなったのに、いなくならない。ホーンティングとも呼ばれます。
ゾンビーイング(Zombieing)
ゴースティングしてきた相手が、数か月後に「久しぶり👀」とよみがえること。ゾンビに返信する義務はありません。
思わせぶり系
ブレッドクラミング(Breadcrumbing)
パンくずみたいな小さな気配り(いいね、「今度ごはん行こうよ」)だけで、具体的な予定は一度も出てこない。期待はさせるけど、お腹は満たしてくれない。見分け方:具体的な日にちを提案してみること。ブレッドクラマーはカレンダーが苦手です。
ベンチング(Benching)
本命がダメだったときのための「キープ」。たまに連絡は来るけど、出番はゼロ。
クッショニング(Cushioning)
恋人がいるのに、別れたとき用に何人かと軽くやりとりを続けておくこと。落ちたときのためのクッション、そしてそのクッションはあなたです。
カービング(Curving)
はっきり断らずにかわし続けること。誘うたびに「笑 そのうちね!」。やんわりお断りの上級テクです。
シチュエーションシップとトーキングステージ
トーキングステージは、付き合う前の初期段階。たくさんやりとりして、1〜2回デートして、まだ何も決まっていない状態。シチュエーションシップは、それが何か月も続いている状態。友達以上、恋人未満、関係に名前なし。前者はステージ、後者はもはやライフスタイル。「私たちって何?」の聞き方もまとめています。
DTRと「告白」
DTRは「Define the relationship」、関係をはっきりさせる話し合いのこと。日本ではここが「告白」の出番。告白文化のおかげで、実はシチュエーションシップが長引きにくい国かもしれません。
重すぎる・早すぎる系
ラブボミング(Love bombing)
出会ってすぐの愛情の集中砲火。3日目で「運命の人だと思う」、鳴りやまないメッセージ、大げさなサプライズ。最高に気持ちいいけど、相手を急がせたりコントロールしたりする手段のこともあります。本物の好意は爆発ではなく、安定しているもの。レッドフラッグとグリーンフラッグの上位常連です。
フューチャーフェイキング
2回目のデートの前から「一緒に沖縄行こうね」。壮大な約束、実行ゼロ。
カフィングシーズン(Cuffing season)
寒くなると急に恋人が欲しくなる季節。日本だと、クリスマス前の「クリぼっち回避」シーズンがまさにこれです。
なりすまし系
キャットフィッシュ(Catfish)
盗んだ写真や作り話のプロフィールで、別人になりすますこと。遊び半分のこともあれば、お金目当てのことも多い。なりすましの見分け方を知っておけば安心です。
キトゥンフィッシング(Kittenfishing)
ライト版。本人ではあるけど、写真が5年前で、フィルター3枚重ね。会った瞬間から10分間の間違い探しが始まります。だからGhostedでは写真をそのまま公開(フィルターなし、加工なし、AIなし)。加工しすぎた写真やAI生成の写真は削除されます。
ノリと空気の用語
リズ(Rizz)
「charisma(カリスマ)」から来た言葉で、口説く力、モテる話術のこと。日本ではまだそこまで浸透していませんが、英語圏のSNSでは定番です。アンスポークン・リズは、何も言わずにモテてしまう伝説の力。
デルル(Delulu)
「delusional(妄想的)」の略。「ストーリーにいいねくれたし、もう婚約したようなもの」。合言葉は「delulu is the solulu(妄想こそ解決策)」。少量なら楽しいやつです。
アイック(The ick)
ささいなことで急に冷めてしまう、取り返しのつかない感覚。バスを追いかける走り方とか、「おいちい」って言い方とか。理屈はないし、理屈がないからこそアイック。日本の「蛙化現象」の、最近の使われ方にかなり近いです。
レッドフラッグ、グリーンフラッグ、ベージュフラッグ
レッドフラッグは危険信号(店員さんに横柄、元恋人6人全員と今も「親友」)。グリーンフラッグは良いサイン(質問してくれて、答えをちゃんと聞いてくれる)。ベージュフラッグはどちらでもなく、ちょっと退屈なだけ(自己紹介が「よろしくお願いします」だけ)。
日本のマッチングアプリ用語
英語だけじゃありません。日本にも、ちょうどいい言葉がすでにあります。
- 既読スルー:読んだのに返信しない。略して「既読無視」とも。英語の「left on read」と同じ痛み。
- 未読スルー:そもそも開かない。既読スルーより深い沈黙。
- 追いLINE:返信がないのに続けて送ること。ゴースティングされたときに一番やりがちで、一番逆効果。
- 脈あり・脈なし:相手に気があるかどうか。恋愛相談でいちばんよく出てくるテーマです。
- 沼る:ハマって抜け出せなくなること。ブレッドクラマーは、たいてい人を沼らせるのが上手。
- 蛙化現象:好きな人に好かれた途端、急に気持ちが冷めること。最近は「ささいな言動で冷める」意味でも使われます。
- ドタキャン:直前のキャンセル。ゴースティングの親戚です。
よくある質問
ゴースティングとは?
予告も説明もなく、ある日突然すべての連絡を絶つこと。返信が止まり、そのまま消えてしまう状態です。
ゴースティングとブレッドクラミングの違いは?
ゴースティングは連絡ゼロ。ブレッドクラミングは、つなぎとめる程度にだけ連絡が来ること。前者は去り、後者は居座ります。
シチュエーションシップとトーキングステージの違いは?
時間です。トーキングステージは、お互いを知っていく最初の段階。シチュエーションシップは、何か月たっても関係に名前がない状態。
オービティングはゴースティングよりつらい?
混乱しやすいぶん、つらく感じることもあります。相手をミュートしましょう。見えなければ、軌道からも外れます。